身のまわりの虫や草木をその名とともに書き留める写真weblog。また、日々の暮らしをすくいあげるように、落書きでつづる生活絵日記など。
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100124_50D_001_up100210.jpgこの池の異様な赤さを目にしたとき、赤潮のような、プランクトンの異常発生を連想させたが、その実態は水面に敷きつめられていた浮き草であった。
アカウキクサは水生のシダ類で、日本ではアカウキクサ、オオアカウキクサなどの在来種が知られる。しかし、近年それらの種は数を減らしており、それらと置き換わるように、外来のアカウキクサ近縁種が繁殖しているそうである。この池のアカウキクサも、外来のものであることが容易に想像される。

100104_50D_006_up100202.jpg昨年末ごろから、シダ植物の多様さに気づいて撮るようになった。じつは、正月のしめ飾りに、おなじシダ植物であるウラジロを用いるので、近所に自生していないか、撮影に出歩く際に探していたのが、そもそものきっかけといえる。ウラジロを用いるのは、この辺りだけの慣習かと思っていたが、意外に広く用いられるらしいのを最近になって知った。
年が明けてすぐに撮ったシダ植物が、画像のアオガネシダ。チャセンシダ科に属する。



100104_30D_h006_up100202.jpg昨日の日曜日(2月1日)は悪天候で、正午を過ぎたころは雨がひどかった。3日の節分の飾りに用いる、オニグイ(タラノキ)を採りに行きたかったが、かなわなかった。ここ数年は店で売られているものを買って済ませており、自生地を求めていた。販売されているオニグイは意図的に削られたのか、棘が少なく、とても鬼を追い払えそうにない。




100104_50D_004_up100129.jpg今年になって初めて撮った昆虫は、先に載せたナナホシテントウではなく、画像のクロコノマチョウであった。前翅長40mmと大きなチョウだが、枯葉のなかにまぎれこみ、周囲の景色に溶け込んでいる。
クロコノマチョウをはじめとするタテハチョウのなかまは、成虫で越冬するものが多い。かれらは私たちの視界を避けるように、寒暖の差の小さい暗がりのなかで、冬を静かにやり過ごしている。



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091220_50D_001_up100125.jpg昨日の日曜日(1月24日)は正月以来の休日で、天候も良好、風のない暖かな1日であった。約20日ぶりにカメラをたずさえ、山へと出かけた。この時期、虫や花の出遭いには期待していなかったが、とにかく気晴らしにはちょうどよかった。冬の山道は落葉のせいで、それまで茂みに覆われていた暗がりが、意外にも明るさを取り戻し、夏とは異なった様相を見せるところがある。ここは温暖で、しかも瀬戸内の海からの風が雲を払い、雪こそほとんど目にすることはないが、それでも冬の景色には、独特の冴えがある。


091220_30D_001_up100125.jpgさて、画像の草本は池の岸に繁茂していた、オオオナモミ。キク科のオナモミ属。
昨年に撮ったもので、ここに載せるのが遅れてしまった。1月4日にふたたび訪れたときには、この群落はすべて枯死していた。花より果実がよく知られ「ひっつきむし」と称される。
もともと、近縁のオナモミが古くから日本に移入し、繁殖していたが、本種が1920年代末に北米より帰化し、生息地を塗り替えてしまった。今はオナモミを見ることは困難となっているそうである。
100104_50D_003_up100121.jpgこの年初に出歩いても、花の姿を見ることができる。これらの花の多くは、いわば花期を狂わせた花だ。どこかで気の早い花が開花して、「かすかな春の訪れを感ずる」と言ってみせるのは容易だが、そういう方便は慎みたい。やはり冬は、冬であってほしい。
このヤクシソウは、しかし、そのような気の早い春の花ではない。昨夏の暑さが長引いたのが災いしてか、秋の到来に気づかぬまま生長し、今ごろになって申しわけなさそうに咲いている。


100104_30D_001_up100121.jpgヤクシソウは本来8月から11月に花期をむかえる2年生の草本で、キク科のオニタビラコのなかま。
山地へとつづく細い農道のわきの崖地は、クヌギなどの落ち葉で敷きつめられていたが、そのたもとに、この草はひっそりと花を咲かせていた。見たところ、まだいくつも蕾がついていて、このたよりなげな草は、これから花の盛りを迎えようとしている。近年の暖冬とはいえ、この寒さに耐えうるのであろうか。
100104_50D_001_up100111.jpg体長8mm。
今年は更新の頻度を抑えるつもりでいたのは確かだが、ややのん気さが過ぎてしまった。ともかく、年初の記事は昆虫のなかまから、と思っていたので、おなじみのナナホシテントウで、2010年のWeblog運営を始める。
正月の三箇日はさすがに撮影を遠慮して、あくる4日に出かけてきた。冬のこの時期はとくにそうだが、撮影には風のない晴れた日を選んでいる。接写を専らとする身では、光の弱さはどうしても避けたいからだ。


100104_50D_002_up100111.jpg100104_50D_h001_up100111.jpg4日は快晴で、日中はいい陽気であった。そのせいだろうか、温められた道端のブロックに貼りついていた蛹から、ナナホシテントウが羽化していた。




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チビミズムシのなかま。体長3mm。右はその幼虫。
「ミズムシ」は白癬菌の別称でも用いられるが、本種と、またべつの水生多足類におなじ名前のものがある。

カメラにまだ多少データが残っているが、今年の撮影の記録はこれでおおむね終了。虫や花の見聞に耽溺した1年で、とても楽しかった。しかし、このようなやみくもな撮影はこのくらいにして、来年はもう少し丹念な撮りかたで臨みたい。

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タイリクアカネ(推定)・オス。体長45mm。
はじめ、アキアカネのオスかと思いつつ撮影。腹部の形状や翅の色合いが異なる。
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ミバエ科。体長8mm。
植物の花や果実に産卵するハエのなかま。一部は農害虫でもある。
複眼の緑が美しい。
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ゼンマイ(推定)。ゼンマイ科ゼンマイ属。
山菜として知られる若芽のゼンマイの印象とはかけ離れている。
▼保管庫(昆虫)

▽鞘翅目(オサムシ)
▽鞘翅目(オトシブミ)
▽鞘翅目(カミキリムシ)
▽鞘翅目(キスイモドキ)
▽鞘翅目(クワガタムシ)
▽鞘翅目(ケシキスイ)
▽鞘翅目(ゲンゴロウ)
▽鞘翅目(コガネムシ)
▽鞘翅目(ゴミムシ)
▽鞘翅目(ゴミムシダマシ)
▽鞘翅目(コメツキムシ)
▽鞘翅目(シデムシ)
▽鞘翅目(ジョウカイボン)
▽鞘翅目(ジョウカイモドキ)
▽鞘翅目(ゾウムシ)
▽鞘翅目(タマムシ)
▽鞘翅目(チョッキリ)
▽鞘翅目(デオキノコムシ)
▽鞘翅目(テントウムシ)
▽鞘翅目(ハネカクシ)
▽鞘翅目(ハムシ)
▽鞘翅目(ハンミョウ)
▽双翅目(アブ)
▽双翅目(ガガンボ)
▽双翅目(ハエ)
▽長翅目(シリアゲムシ)
▽直翅目(キリギリス)
▽直翅目(コオロギ)
▽直翅目(バッタ)
▽半翅目(アブラムシ)
▽半翅目(アメンボ)
▽半翅目(アワフキ)
▽半翅目(カメムシ)
▽半翅目(キジラミ)
▽半翅目(グンバイムシ)
▽半翅目(セミ)
▽半翅目(ハゴロモ)
▽半翅目(ヨコバイ)
▽膜翅目(アリ)
▽膜翅目(ハチ)
▽脈翅目(アミメカゲロウ)
▽毛翅目(トビケラ)
▽鱗翅目(チョウ)
▽鱗翅目(ガ)
▽蜉蝣目(カゲロウ)
▽蟷螂目(カマキリ)
▽蜻蛉目(トンボ)
▽咀顎目(チャタテムシ)
▽竹節虫目(ナナフシ)
▽(未分類)
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